高橋 政和
たかはし まさかず
◇プロフィール
■経歴
1974年生まれ神奈川県出身。外資系ハードウェアメーカー勤務後、アプリ開発会社を起業するも失敗。その後大手SIerにてITインフラ開発のプロジェクトマネジメント、中堅SIerにてPM、新規事業開発、コンサルティング会社でPMOを経てフリーコンサルタントに転身
■職種
PM、PMO、ITコンサルタント、経営企画
■メインスキル
プロジェクトマネジメント、PMO、スクラムマスター、新規事業開発
■資格
PMP
■得意分野
業務系システム開発、モバイルアプリ開発およびグロース、アジャイル開発、新規事業開発
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Interview
Q.プロジェクトマネージャーの仕事で一番大事なことは何ですか?
ひと言で言ってしまえば、「コミュニケーション」だと思います。これまでの経験から「成功するプロジェクトの共通点」を見つけたのですが、それは「ステークホルダーの熱意」です。プロジェクトに関係する人が「成功させたい」「何としてもやりとげげたい」という思いが強ければ強いほど成功確率は高まります。そのように目線を一つに合わせるためにはコミュニケーションがか欠かせません。プロジェクトマネージャーはつなぎ役として情報伝達や関係性構築に時間を使うべきだと思います。
Q.プロジェクトでの成功体験を聞かせてください
要求の多いお客様のプロジェクトを無事完了することができたことを書こうと思いましたが、一番うれしかったことはプロジェクトチームに「魚の釣り方」を教えることができた経験です。お客様側のリーダーはプロジェクトマネジメントの経験の浅い方でしたが、日々のプロジェクト管理やWBSの作成などPMの基本スキルをどんどん吸収していき、プロジェクト終了時には自分が居なくても安心できる存在になっていました。お客様組織に立派なPMを誕生させることができたこの経験が一番の成功体験成功体験です。
Q.プロジェクトでの失敗体験を聞かせてください
失敗経験は枚挙に暇がないですが、ひとつ挙げると「人に任せることができず、タスクを抱え込んでしまい、プロジェクトをスタックさせてしまった」経験になります。SIerでのプロジェクトマネジメントの経験があったので、自分のキャパを過剰評価してしまったことと周囲に助けを求めるスキルがなかったのが原因でした。失敗から学んだことは、タスクを差配するのも周囲に助けを求めるのもPMスキルのひとつ。プロジェクトを成功させるために必要なことは?と考えて行動すればやる事は自ずと見えてくることを学びました。
Q.今後の展望について教えてください
まずはコンサルタントとして、クライアントの期待にしっかり応え、価値を提供することになりますが、ビジネスパーソンとして解決したい課題があります。それは「日本の生産性」です。企業も働く個人も頑張っているのにかかわらず、日本の労働生産性は諸外国と比べ低いとされています。私はこの状況が悔しくて堪りません。無論、世の中の仕組みそのものや政治的解決が必要なのは承知していますが、テクノロジーの活用ややり方を変えることで日本の生産性を向上させることができると私は信じています。具体的に何をどのようにやるかはまだ決めていませんが、日本の生産性向上に繋がるサービスや製品を1~2年の間に生み出したいと考えています。