【書評】サードドア  精神的資産のふやし方

この本がだいぶ売れているようでそれならばということで手にしてみた。

ページ数が多く分厚い本だけど、スイスイ読めてしまい、もう終わり?という感じだった。それくらい内容的には面白い。
ただ、著名人の感想や書評みたいに涙を流したり、今年一番の本だというのは若干オーバーに感じた。

その理由は少し時間が経ってからわかったのだが、「サードドア」は新しい概念ではなく、既に自分で何度も経験していたことだったからだ。例えば、人に紹介してもらって就職したり、仕事を得たりするのもサードドアと呼べるだろうし、誰もがその存在は既知のことであろう。

本書の面白いところは、成功へのドアを開けるための創意工夫だろう。資金を稼ぐためにクイズ番組に出たて、回答者に選ばれるためにド派手な衣装を着たり、ゴールにたどり着くための試行錯誤、失敗から立ち上がる姿に共感を覚えた。
私に一番刺さったのは、レディガガもウォーレン・バフェットもビルゲイツも誰もが決断をしてきたということだ。成功への扉を開くのは行動と決断しかない改めてそう思った。

人生、ビジネス、成功。
どれもナイトクラブみたいなものだ。
つねに3つの入り口が用意されている。
ファーストドア:正面入り口だ。長い行列が弧を描いて続き、入れるかどうか気をもみながら、99%の人がそこに並ぶ。
セカンドドア:VIP専用入り口だ。億万長者、セレブ、名家に生まれた人だけが利用できる。
それから、いつだってそこにあるのに、誰も教えてくれないドアがある。
サードドアだ。
行列から飛び出し、裏道を駆け抜け、何百回もノックして窓を乗り越え、キッチンをこっそり通り抜けたその先に─
必ずある。