著者に悪いから本は捨てるって?忖度してんじゃねーよ!
- 2018.02.07
- 徒然
- 本、古本、中古、著者、印税、忖度

珍説というか、私にはその発想はなかったと言うべきかわからんが、最近こんな話題があった。
「古本屋に売る」は悪なのか? 「著者のためには捨てるべき」説に議論百出
中古市場に流すと著者に印税が入らないというのが理由らしい。
はあ?著者の印税とか気にするか?それってクレジットカード使うと店に悪いからという理論と一緒じゃんと思って、以下のツイートしたらそこそこ反応があった。
これクレジットカード使うと店に悪いからと同じで、そんな事消費者が気にする事じゃないし、中古市場に流す事でお金が循環するからそっちの方がいいでしょ。みんな忖度しすぎ。 https://t.co/9XdJU1hdUT
— たかはしまさかず (@mtakasurf) February 5, 2018
ぶっちゃっけ、読んだ本はすぐ売る派の私にとっては高値で売れる機会が増えるので嬉しいんだけど、著者の印税まで気にするなんて想像力豊かというか、忖度し過ぎじゃねと思うわけですよ。
翻って同じ印税でも音楽の印税は少しでも多く取ろうとすると叩かれるのだから不思議だ。なんかJASRACは守銭奴や悪の権化みたいに言われてるけど、相撲協会に比べるとよっぽどいい仕事してると思うね。自分が著作権者ならこんな頼もしい協会はないでしょ。
話が逸れたので元に戻すと、私が気に持ち悪いなと思ったのはこうやってみんなが忖度すると変な常識ができてしまうのでは?と危惧しているからです。例えば、飛行機や新幹線でシートをリクライニングする時に後ろの人に許可を得るみたいのはこうして周りに忖度することで生まれてきたのではないだろうか。もちろん、後ろの人が食事をしているかくらいは気にするけど、いちいち許可を得るなんてのが常識になったら面倒くさくてたまらない。
無論、社会人として相手の立場で考える事は必要だけど、あまり忖度し過ぎると息苦しい世の中になっちゃうなと今回のことから思った次第であります。
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